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あの日見たタワマンの高さを僕達はまだ知らない(AI小説)

第2話 守の高校時代

(最終更新日:2023.03.16)

プログラミングの本
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1. 「守のクラスメイト」

高校は県内屈指の進学校に入学した。それまで自分は頭が良いと思ってた守はクラスに入って愕然とした。 イメージ記憶ができるM、ZZ会のハイレベルとアドバンスを並行して解くK、大学レベルの倫理を独学するT。 講師の作った問題に正論で講義するS。彼のプライドをへし折るには3日とかからなかった。

教室

2. 「屈辱を超えて」

中学まではクラスで1番だった守が、高校では下から5番目という成績。 何とも認めがたい事実であったが、兎に角悔しさだけを胸に平日7時間、休日12時間勉強を1年間続けた。 彼の唯一の取り柄は諦めの悪さだった。 1年間必死に勉強を続けた甲斐もあり、高校2年生初めに行われる全国模試では、350人中9番という成績まで上がっていた。 しかし、依然として、イメージ記憶のM、ZZ会のK、大学レベルのT。講師に講義するSには1度も勝てないままだった。 「くやしい」

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3. 「強さの原点」

しかし、守には考えがあった。2学期最初の中間試験。 入学からも受験からも遠く、誰もが気を抜く時期である。この試験で4人のうちの1人に勝つことを目論んだのだ。 狙いは、講師に講義するSである。論述問題が多い国語(講師の心象が悪く良い点が付かない)と彼女の苦手な物理がある。 いつもより試験勉強を早めに始め、彼女やその周りにも「今回は全然自信がない」と吹聴した。 油断をしたのか、Sは試験2日目、咳き込んでいた。どうやら体調を崩したらしい。それを横目に守はいつも以上に答案用紙の見直しを行った。 その1週間後、ついに結果が出た。5教科の合計でSは420点(いつもより30点低い)。守は424点だった。 「ついにやった!」勉強だけが取り柄だった彼が自信を取り戻した瞬間だった。この時彼は、勝つためには手段を選んではいけないことを強く学んだ。

高校時代のコンプレックス
続く