あの日見たタワマンの高さを僕達はまだ知らない(AI小説)
第1話 成功の頂点へ
(最終更新日:2023.03.15)
(絵が小さい場合はスマホを横に)
1. 「俺は成金守!」
俺の名前は成金守(なりかねまもる)、25歳。福岡県久留米市から大学を卒業して出てきた。 自分で言うのも何だが、勉強はそれなりに出来た。大学は九州工業大学の情報工学部を卒業した。 高校時代は優秀だったため、国立大学ながらも、学校推薦で入ることが出来た。 大学に入ったは良いものの、クラスには自分より勉強ができるという人が居らず、刺激が無かった。 結果、4年間遊び呆けてしまい、3留し卒業した。その後、上京して今に至る。
2. 「港区45000円のアパート」
上京したのは2015年の4月で就職のためである。特に就職したい企業でも無かったため、2ヶ月で会社を退社し、住んでいた借り上げのアパートを追い出された。 「自分よりアホな人間の下につきたくない」 2ヶ月ではあるが、会社の上司、先輩を見て、そう思って会社を飛び出した。 プライドだけは1人前の俺は港区に引っ越すことを決めた。 港区と言っても場所は田町から徒歩10分、日当たりが悪く昭和55年に建てられた木造アパートだ。 当然風呂は無く、トイレは共同だ。家賃は親からの仕送り45000円と決めた俺にはこれが精一杯だった。 守は窓の隙間風が吹くアパートの中で思った。 「絶対成功してやる!」 「いつか俺を見下ろしてるあのタワマンに住んでみせる!」 負けん気だけは人一倍強い守は、三田にある36階建てのタワーマンションとレインボーブリッジの遥か下に見下ろされたこのアパートで、 そう強く決意した。
3. 「高校時代のコンプレックス」
「まず、何をしよう」 時間以外何も持たない守はただひたすら考えた。 丸2日考えたところで、元手無しに手っ取り早く稼げそうな情報商材を売ることにした。 情報商材を売るにしても、ある程度の知名度が必要だ。そこで守はTwitterと「plain」というコミュニティに入ることにした。 SNSの使い方に長けていた守は直ぐにフォロワーを増やし、気がつけば3000人まで増やしていた。 また、「plain」でも、月数万円ではあるが、徐々に成果を出すことができた。 会社を辞めてから4ヶ月、少しずつお金を稼ぐことができて、少し満足した矢先にふと思った。 「手段を選んではいけない」 どんな手を使っても勝つ、その図太さが芽生えたのは、高校時代のコンプレックスからだった。