あの日見たタワマンの高さを僕達はまだ知らない(AI小説)
第5話 Tech Jump!
(最終更新日:2023.03.21)

(絵が小さい場合はスマホを横に)
1. 「会社を買収」
お金を貸そうと悩んだが、話を聞く限りでの舞子のビジネスセンスでは、貸しても返ってこないということは、明らかだった。 そこで、ある提案をした。 「俺に会社を売らないか?」 最初は拒否をしていた舞子だったが、500万円という高値で買うと提示されたため、考え始めた。 もう一押しと思った守は、買収の500万円に加え、株式の25%を舞子に残し、取締役にすることを約束した。 お金を借りる当てもなく、ある程度信用できる友人の提案であったため、舞子はこれを受け入れた。

2. 「プログラミングスクール」
舞子の行っていた事業はプログラミングスクールであった。 2030年にはプログラマーが50万人不足するとも言われていたため、流行り始めた業界であった。 事業内容や顧客動向を見て、再建できるという確信が守にはあった。 「この事業を立て直す!」 これが株式会社「Tech Jump」のはじまりである。

3.「Tech Jump!」
時は再び現在、2017年11月に移る。
舞子から買収したプログラミングスクール「Tech Jump」は順調に生徒を増やしていた。
舞子の作ったカリキュラムは秀逸だった。
内容はWebプログラミングで、まずHTML、 CSS、JavaScript を学ばせる。10日間の間で課題をクリアした人だけに、入学を許可するというものだ。
これにより、モチベーションの高い生徒だけを集めることができる。
後半はバックエンドで人気絶頂だった「Ruby on Rails」を教えた。
情報工学部の首席だった舞子の説明は非常に分かりやすいものだった。
では、なぜ守が入るまで経営が上手くいってなかったのか。
それは舞子の集客がおそろしいほど下手だったからだ。
その点、守は徹底していた。
「転職率99%保証」「年収200万円アップ」
顧客にとって耳障りの良い言葉を連発したのだ。
ハッタリとも取れるキャッチコピーに舞子は反発したが、株式を75%保有する守の決定には逆らえなかった。
守の集客センスとカリキュラムの良さにより、3ヶ月50万円という高価格ながら、あっという間に日本中に広まった。
