Web制作、Web開発の歩き方

初学者にお勧めの技術書(Webプログラミング、IT関連)

■第1推 絵本シリーズ(株式会社アンク)

(最終更新日:2022.06.15)

プログラミングの本
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(絵が小さい場合はスマホを横に)

「何から手をつけて良いか分からない」

学び始めの段階では、そうお悩みの人も少なくない。 本項では、そんな初学者の方におすすめの本だけを紹介していく。最初の要点さえ掴めてしまえば、意外と応用も楽に理解できるものである。

第一回は絵本シリーズを取り上げる。この本は絵が多く、要点が絞られているので、本当に初学者の方におすすめである。 具体的なお勧め理由は以下に記述する。絵本シリーズは各言語1冊で完結しており、PHPからC言語、 TCP/IPやアルゴリズムといった概念に近いことまで幅広く網羅している。 特にPHPやPythonといった言語に関しては、イラストや表を用いて理解しやすいよう工夫されているので、初学者におすすめできる。 章末のコラムも、具体的な使い方などを記していて面白い。

PHPの絵本


1. 文法が整理されている

これは、本当にありがたい。順を追って必要な文法が整理されている。 この本だけで、その言語の大枠を理解することができる。 ハンズオンではないので、この本だけで何かを作るには向いていないが、 ある程度作りたいものが決まっていて、辞書的に利用するという使い方が向いていると思う。

2. 絵が多く、視覚的に理解しやすい

絵本というだけあって、視覚的にわかりやすい。 特に配列やSQLの部分は非常に分かりやすく描かれている。 概念、全体像を理解するというのは、その後の細かい情報の理解にも役立つ。 ファーストチョイスに向いている。

3. 周辺知識も整理されている

PHPを扱うにしても、その言語の説明だけでなく、 言語の位置づけから、Webの仕組み、環境構築の方法まで丁寧に描かれている。 更に、キーポイントや一歩進んだ使い方を説明するコラムまで、 初学者以外が読んでも再発見する部分があるだろう。 自分の場合も、そういえばPHPに「値渡しと参照渡しがあったんだっけ」と気づかされることがある。 細かい知識も意外と充実している。

4. まとめ

絵本シリーズの中でも特におすすめできるのが、PHPの絵本やPythonの絵本、SQLの絵本といったプログラミング言語、データベースに関する本である。 本当に必要な部分だけにフォーカスして説明している。専門的な言葉(正規表現等)も非常に簡潔に説明している。 中級者でも文法を見直すのに役立ち「そういえば、この文法使ってなかった」という再発見もある。 新しい言語に取り組む際のファーストチョイスとして最適な一冊である。ポートフォリオを作る際には手元に置いておきたい。

▼参考図書、サイト

絵本シリーズ 株式会社アンク 翔泳社