Web制作、Web開発の歩き方
10章:挫折しない目標の立て方
(最終更新日:2022.08.28)
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あきらめたくない!
全ての職業において言えることだが、自分の立てた目標を達成するのは難しい。
スキルや適性だけで乗り切れるものではない。
今回は、今から自分の人生を変えようと努力する全ての人に向けて、目標の立て方、達成のヒントを紹介する。
念のためにいうが、目標達成に銀の弾丸はない。そんなものがあれば、みんな成功者になっているはずである。
あくまで、途中で折れにくくする工夫であることに留意してほしい。
ワシも目標達成に向けた鍛錬の最中である。
1.強い目標を持つ
何よりこれに尽きる。会社の目標管理でも「良い目標を立てられれば半分成功したようなもの」と言われるくらいだ。
では良い目標とは何か。それは自分が本当にやりたいと思っていることで、難しいけど達成可能だと信じ切れる目標だと思う。
良い目標はその人に当事者意識をもたらす。当事者意識があると、自分なりに考えてから行動する。
どんな理由でも良いので「私がやらねば!」と思えることが必要だと思う。
経験則から言うと、やりきる人は強い「好奇心」か「切迫感」を持っている。
好奇心で動くというのは実は難しいことだと思っている。ある程度何かを乗り越えた人でないと、自分自身で好奇心を持って動くのは難しい。
はじめはつまらないと思ったことでも、やり続けることで面白く感じるし、つまらない壁を乗り越え苦労して覚えたことの方が愛着が沸くからだ。
だから、最初は自分自身が「このクソのような人生を何とかしてやる!」という気概を持って目標を立てることが大事だと思う。
「言われたことだけをやれば良いと言われて過ごした3年間」「兄弟と比較され続けて蓄積された劣等感」など、何でもいい。
自分が強くマイナスに感じたことを思い出そう。反転すればプラスの未来に変えられる。それが信念に変わる。
まずは自分自身を振り返り、本当にやりたいかどうかを問おう。それから目標に落としこもう。
強い目標を持つ
2.具体的な計画を立てる
到達点や粒度は問わないが、目標として
「Hotpepper Beautyを超えるようなSaas、自社サービスを手掛ける」
「まつもとゆきひろさん、サトシ・ナカモトさんのようなエンジニアになる」
「Webエンジニアになって、毎日成長を実感する日々を送る」
というような具体的な目標が立てられたなら、それを達成する為の計画を立てる。
期限も踏まえ、達成可能な目標にする。下記に具体的な計画の例を示す。
例えばWebエンジニアになるという目標ができたのなら、一旦はWeb系の企業に内定するというのが1つのゴールになると思う。
その目標に対して、自分なりに調べて計画を立てると良いと思う。
最終的には知識のある人にアドバイスを受けた方が良いと思うが、まずは自分で計画を立てるということが大事だと思う。
そこから当事者意識を持つ訓練が始まっている。
具体的な計画を立てると何が良いかというと、
目標に対して方向が間違っていないかという確認ができるのと、前進感を実感して折れにくくなることである。
細かい目標や期間の修正は全然かまわない。進みながら修正して、前に進もう。
具体的な計画を立てる
3.習慣にする
目標と計画を立てたは良いが、実行できない。何日かすると、サボってしまう。
これはよくある話である。体調が悪い時などはしょうがないにしても、なるべく継続して実行したいものである。
まずやるべきは、勉強を習慣にすることである。歯磨きと一緒で、習慣になってしまえば、やらないと逆に気持ち悪くなるものである。
その為にも2週間時間を決めて継続して勉強する。「朝6時から8時はプログラミングの時間」という感じだ。
人は2週間やり続けると習慣になると言われている。その期間は我慢と思ってやり続けよう。
加えて、阻害要因を無くす努力も大事だ。部屋にテレビが有れば見てしまう。近くにスマホがあれば見てしまう。
これでは集中して勉強できない。決めた場所、時間ではそれらを触れない位置に置くことが大事である。
隣の部屋のタンスにしまうだけで劇的に効果がある。阻害要因を見極め、1つ1つ改善しよう。
逆に促進要因を増やすことも大事だ。起動の速いPCがあれば、直ぐに作業に取り掛かれる。
寝覚めのコーヒー、脳の活性化の為のチョコレートを置いておくというのも大事だ。
また、ゾーンに入りやすい作業を知るのも良い。
自分の場合、極力頭を使わないHTMLのひな形作成のような単純作業が良い。まずはこれで仕事モードに切り替え、
集中し始めた段階でデータベース設計のような頭を使う作業に移行する。集中できる自分を作っていこう。
習慣にする
4.小さな成功体験を積む
2の具体的な計画を立てるにもつながっているが、一歩一歩前進している。やればできると思えることが、挫折しないためにも重要だ。
計画のチェックポイントをクリアしていることに加え、途中で達成感を得られるように工夫したい。
自分のサイトが作れる、アクセスがある(誰かに見てもらえている)、メンターにほめてもらう、何でもいい。
小さくても自分が良いと思える結果を認識できることが、継続につながる。
5.メンターをつける
2の具体的な計画を立てる、4の小さな成功体験を実感するというのは、メンターの助けがあった方が実現しやすい。 もちろん、最初に自分で考えるということが大事だが、その分野で知見のある第三者の意見というのは貴重だ。 自分だけでは偏リがちな考えを修正することができる。できるのであれば、自分に合うメンターを探そう。